ずらりと並んだスプーン&フォーク。これは全部、離乳食期からわが家で実際に使ったもの。娘が1歳7ヶ月でようやく1人食べをできるようになるまで、スプーン難民と化していました。頑なにスプーン食べを拒否していた娘が急に使えるようになったのは、一体どれでしょう?無駄使いって言わないで!それぞれに、その時期特有の悩みを解決するポイントがあったのです…。せっかくなのでご紹介。
- 1.離乳食初期:大人が食べさせやすい「ののじ」セット
- 2.離乳食期のおでかけに。「リッチェル」スプーンセット
- 3.一人食べの入り口に。形が変えられる「能作」のスプーン
- 4.おもちゃの延長で使える、木のスプーン。
- 5.一人食べができるようになった!「リッチェル」の『にぎにぎスプーン』。
- 6.一人食べに慣れたら。すくいやすい「エジソン」のスプーン。
- 一人で食べられない大人はいない
1.離乳食初期:大人が食べさせやすい「ののじ」セット
↓過去記事でも紹介した「ののじ」のカトラリーセット。
こちらは友人からの出産祝いのプレゼント。これは離乳食初期の「親が食べさせる」時期にたいへん活躍した。まだ生後半年ほどの小さな赤ちゃんの口に入れやすい、丸みの小さなスプーン。少し成長して、刻んだ野菜なども食べるようになったときにも使いやすい口の広めのスプーン。果物を刺したりしやすいフォークのような形状のスプーン。3点セットになっていて、汁物から固形までいける。わが家では一番長く使ったスプーン。
2.離乳食期のおでかけに。「リッチェル」スプーンセット
離乳食期に外出先で食べさせる時に、持ち運びできるケースに入っているものがほしくて購入。先が柔らかく、丸みが小さいので食べさせやすい。これ1つで家でも外で事足りるかもしれないが、外出先でスプーンを洗えないことも多く、帰宅してすぐごはん、という時に使えないので、持っていてよかった。いつもベビーバッグの中に忍ばせていて、外出先のドラッグストアで離乳食買ってそのまま食べさせる、なんてことも。
3.一人食べの入り口に。形が変えられる「能作」のスプーン
富山県高岡市の伝統産業である「錫」で作られたスプーン。柔らかく、赤ちゃんの口に合わせて形が変えられるようになっている。口当たりがよいので、赤ちゃんが自分で口に持って行って舐めてくれる。こちらも友人から出産祝いでいただいた。道具に慣れさせるため、食事以外の時にも持たせるようにしていたら気に入ったようで、スプーンを口に運ぶ習慣ができた。木の箱に入っているのも可愛らしく、使わなくなっても大切に取っておこうと思う。
4.おもちゃの延長で使える、木のスプーン。
こちらも友人からのプレゼントで、木のプレートとのセットになっている。名入りなので撮影時は裏返し。おもちゃの野菜や果物をのせたり、おままごととして遊んでいるうちにスプーンやフォークを上手に使えるようになった。赤ちゃんによっては金属の冷たい感触が嫌で、木のスプーンの方がいい、という子もいるそう。木のスプーンはおもちゃとしても導入しやすいので、試してみてもよいかも。↓はドンピシャのものではないけど、近しい形。おままごともしやすそう。
5.一人食べができるようになった!「リッチェル」の『にぎにぎスプーン』。
娘が一人食べできるようになったのは1歳7ヶ月の時。それまでは頑なに自らスプーンを使うことを拒否していて。私が後ろに回って一緒に使ってみてもふりほどく。スプーンにごはんをのせておけば何とか口まで運んでくれる日もあったが、一人で食べるなんて来るのだろうか…と心配するほどに使いたがらなかった。1歳半健診で相談したところ、「スプーンに食べ物をのせておいて口に運ぶんだったら大丈夫。それを続けてください。」と言われたので少し安心したのだが。
そんな時に出会ったのがこのスプーン。またまたリッチェルです。月齢の近い友人の子が器用に使いこなして一人で食べていて。すかさずどこのメーカーか聞いた。その友人はお母さんが元保育士ということもあり、いつも育児情報をいろいろ教えてくれる。どうやら幼児期は脇をしめてスプーンを口に運ぶということがまだできないらしく、まっすぐのスプーンでは使いづらいそうなのだ。知らなかったー!!!実は6で紹介するスプーンを先に買って使っていたのだが。どうりで使ってくれないわけだ。初めての一人食べ用のスプーンはカーブのあるものをオヌヌメしたい!
6.一人食べに慣れたら。すくいやすい「エジソン」のスプーン。
5のスプーンより先に購入していたスプーンがこちら。エジソンです。食器の面にフィットする平らなスプーンと、麺もすくいやすいギザギザの入ったフォークが特徴。ケース付のもあるので持ち運びにも便利。1歳半から対象となっているので、上手に使える子はこちらでも問題ないのかも。実際1歳8ヶ月の今は、リッチェルのものと同時に使っていて、娘も慣れてきている。汁物とおかず、ごはん、と皿ごとに分けて使ってもいいし、親がサポートする用に使ってもいいし、2本持っていると便利なので結果よかったのかも。また「おかあさんといっしょ」を見ていると、一人で食事するお子さんが出てくるコーナーでこのスプーン&フォークを使っているのを見ることもあるので、3歳くらいまで長く使えるのかもしれない。こちらも買っておいて損なし、との私の感想です。
一人で食べられない大人はいない
なかなかスプーンを使ってくれない娘に、「あぁ、一人で食べてくれるようになれば楽になるのに。何で頑なに使わないんだろ。」とある朝、私は嘆いた。すると夫は「まぁいつか使える日が来るよ。だって社会人になって一人で食べられないやつ見たことないでしょ?」って。まぁ、そうだけど、そうだけど、そうだけどー!!!まぁ、そっか。そうだよね。何だか一人で焦って空回っていた私は、「のんびりでもいいのかも」と思い直したのでした。
でも、道具を変えたり、お友達と一緒に楽しく食べたり、何かがきっかけで変わるかもしれない。昨日までできなかったことが今日急にできるようになったりもする。勝手に振り回されて悩んだりもするけれど、子育てってやっぱりおもしろい。今日久しぶりに「おかわり!」って言った娘を見て思うわけです。