子育て

1歳児を育てる在宅ワーカーが、1日に5時間の仕事時間を捻出するには(ちなみにワンオペ)。

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娘が1歳になり、復職せずに在宅ワーカーになる道を選んだ。
今のところ子どもを預けずに何とか家で仕事をしている。
いつまでこの状態を続けられるかわからないが、1日のスケジュールなどをメモしておこうと思う。

復職しなかったワケ

イチから新しい仕事

産前は某百貨店のECサイトでコピーライトの仕事をしていた。派遣社員としてだ。
復職するとなるとまた新しい会社を紹介されることになる。子育てで手いっぱいの今、新しい環境に飛び込むのは負担が大きい。

平日も休日もほぼワンオペ

平日に夫が帰宅するのは23時~翌1時ごろ。土日も半分以上は仕事に出るため、子育ての協力は見込めない。
里帰り出産から東京へ戻ってまもなくの頃、乳腺炎で39℃の熱を出し、1週間ほどダウンしたことがあった。続いて娘も熱を出し、生活は壊滅状態。生きていくのがやっとだった。これを復職してこなすイメージが全くわかなかった。

近くに頼れる人がいない

実家も義実家も新幹線で2時間の距離にあり、何かあった時に頼れる人が近くにいないのだ。ワンオペでこれでは復帰した職場に迷惑がかかるであろう。

以上の点から、夫と何度も話し合い、子育てに専念することに決めた。

在宅ワークのメリット

退職を申し出た理由上、復職した場合のデメリットばかりを書いてしまったが。
在宅ワークにはいい点がたくさんある。

・予防接種、定期健診等の予定を組みやすい。
・家族が病気になった時に対応しやすい。
・習い事、友人との交流、お出かけが自由にできる。
・仕事量を自分で調節しやすい。
・家事・育児のバランスをコントロールしやすい。
子どもとの時間をたくさん作れる。

などなど。最後の項目に尽きるだろうか。

在宅ワーカーの1日の流れ

では、実際どのように1日を過ごしているのか。平日の流れを洗い出してみることにする。(夫の担当は青字)

6:00 起床
→シャワーを浴びる、ごはんを炊く30分の間に夫婦のごはん、娘の離乳食の準備。
夫:オムツ替え、掃除、洗濯(多い日で2回)、シャワーを浴びる。
7:00 朝食~夫出勤
→夫が娘に離乳食をあげ始めて、私がその間に食べる。終わったらバトンタッチ。
夫:ゴミまとめ~ゴミ出し
8:00 出かける準備
→キッチンの後片付け、化粧、娘の着替え。
(娘がそばにいないと泣き始めるので遊びながら)
9:30 お出かけ
→ヨガ、知育サークル、子育て支援センター、買い物、散歩など。
(1日に1回、この時間帯に出かけるようにしている)
12:00 昼食
→娘はストックしておいた離乳食を、私はお弁当を一緒に食べる。
13:00 娘昼寝(ここで仕事!!!!!)
  →娘はエルゴで抱っこすると5~10分で寝る。
平均2時間、長いと3、4時間起きずに眠っている。
15:00 娘が起きたら遊ぶ
→絵本、おもちゃ、カード、そろばん、英語のDVD等で。
17:00 夕食の準備
→離乳食のストック、翌日のお弁当のおかずを作る。
18:00 夕食
→娘と一緒に食べる。その後、片付けと風呂の準備。
19:00 風呂
→娘と一緒に入り、自分の頭と身体を先にざっと洗う。娘は風呂場で遊ぶ。
→娘の頭と身体を洗ったら湯船につかる。
→上がったら髪を乾かし、風呂場の片づけ。
20:00 寝かしつけ
→寝室で昼間読んだ絵本の復習。エルゴで抱っこすると10~20分で寝る。
20:30 洗濯&お弁当の準備
→洗濯機を回している(娘の衣類)間に、翌日のお弁当を詰める。
21:00 ここから仕事!!!!!
→仕事のボリュームによるが、ここでブログを書いたりもする。
24:00 就寝
23:00~翌1:00 夫帰宅

ちなみに夫は土日も仕事のことが多く、週6~7日はこのパターンになる。

ポイント1 娘が寝たら仕事開始!

在宅ワークの要は娘の昼寝時間。幸いにも娘は新生児の頃からよく寝る子で。
生後2ヶ月を過ぎた辺りからは1日に1回、2~4時間がっつり寝るようになった。
本当はこの間に溜まっている家事を片付けたいし、一緒に昼寝したい。が、ぐっとこらえて、娘が寝た瞬間からデスクに向かう。家事は最悪、娘をおんぶしてでもできる。しかし仕事はそうはいかない。メールチェックくらいならできるが、頭を使う作業はまず無理だ。なので、この昼寝時間をフルで使いたい。どんなに眠くても、まずは仕事!自分の昼寝は仕事が終わってから10分でも時間を取れればよい。

ポイント2 できる限り夫に家事を協力してもらう

夫は毎日帰宅が遅いので、夜は基本的にワンオペである。
その分、朝に家事を負担してもらうことでバランスを保っている。
これまた幸いにも夫は掃除・洗濯ができる人(むしろ好き)で、その部分はちゃちゃっとやってくれる。たいへんありがたい。
これは在宅ワーカーになるときに徹底的に話し合ったのだが。お互いの家事・育児・仕事の配分をどうするか。今の自分たちのベストを共有した。そこで取捨選択をして、お互いがストレスなく暮らせるように、ある程度ルールを決めたのだ。

・家事の分担は、夫=掃除、洗濯、ゴミ出し。私=料理。
・忙しい、体調が悪い時は無理をしない。
・できないことは週末に回す。
・情報共有はすぐ行う(我が家はslackを使用)。

当たり前のことのようだが、きちんと言葉に出しておくのが重要だったりする。
ただでさえ会話の時間が少なく、それも娘のことが中心になってしまうので。不満がたまって爆発、ダウンしないように。定期的に調整するのがいいかと。

 ポイント3 育児の時間は全力を注ぐ!

快適に仕事をするには、娘にストレスなく過ごしてもらうことが一番だ。
なので、午前中はめいっぱい娘に身体を動かして遊んでもらう。子育て支援センターに行ったり、ヨガスタジオの広い空間で遊んでもらったり、散歩して脳と身体を刺激したり。そうすると午後はパタッと寝てくれる。途中で起きることも少ない。
昼寝後は、家で思いっきり触れ合う。この時間をたっぷり取ると、ぐずりがちな夕方の時間帯もわりと乗り切れる(ダメな時はEテレに頼ったりもする)。
娘が起きると、仕事に後ろ髪を引かれるが、そこは瞬時にスイッチを切り替える。
数秒前まで硬い文章を打っていた頭から、「娘デレデレモード」へ。いつでもいけるように、データのマメな「保存」、大切です。

結局のところ、向き・不向きある

なんだかエラそうに書いてしまったが。
このスタイルでできているのも、娘がよく寝てくれる・夫が協力してくれることが大きい。たとえば娘が細切れ睡眠しかしなかったら、もうそれは叶わないわけで。保育園に預けて復職していたかもしれない。
また、「外で働いた方が気分転換になる」「保育園に通ったほうができることが増える・早まる」という声も聞くし、自宅で子育てするのが子どものためにいいのかどうかもわからない。そこは家庭によってさまざまな考え方があるだろう。
ただ、自分にはこの働き方がなんとなく向いていて、ストレスなくできている気がする。
が、たいへんになってくるのはこれからだろう。イヤイヤ期もやってくるだろうし、昼寝時間は短くなり、夜はなかなか寝なくなるだろうし。そうなったらそうなったで、やれる方法を探すか、別な道へ方向転換するか。娘が幼稚園に入るまで、試行錯誤しながら進んで行きたいと思う次第であります。

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